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万病のもと
お血(おけつ)を改善する血液サラサラ総合療法」

血液ドロドロのお血対策に中国漢方には「活血化お」(かつけつけお)という素晴らしい血行改善法があります。中国漢方で血液サラサラに!!
最近、マスコミでも「血液サラサラ」という言葉がブームとなっていて「タマネギを空気にさらして食べるといい」「赤ワインのポリフェノールが・・・・」「ニンニクが・・・」「背の青い魚が・・・・・」 ・・・・・・いろいろな情報が溢れていますが、ひとつの食品や漢方薬だけで対応するのは無理なことです。 本当にサラサラ血液になりたければ「体質に合わせた総合的な対策」が欠かせません。

中国漢方で考える体質別の食事法や生活術には血液サラサラになるためのヒントがいっぱいです。ブログ記事から抜粋してみました。

婦人科疾患 - 生理不順と漢方

中医学では「婦人は血を以って主となす」といい、血である月経血が調っているのか不調かは、女性の身体の健康状態を反映します。女性は毎月の月経で大切な血液を失うため、満たされていないと、血液のトラブルに悩まされることになります。

「婦人科疾患と生理」をテーマに、漢方的視点および西洋医学的視点で考察し、ブログ内で解説してみました。生理や血に関するトラブルでお困りの皆様のお役に立てれば幸いです。

 
お血その1  万病のもとお血(瘀血)
          -血液の流れが悪くなった状態-
漢方を理解し運用する上で、他の医療にはない漢方独特の考えに(1)「虚・実」(2)「寒・熱」(3)「お血(瘀血)」の三つの重要なカテゴリーがあります。(1)(2)については以前にご説明いたしました。
今回はお血について。
西洋医学的に不治で慢性病になり易い病の中に奇病・怪病といわれるような病気が多くありますが漢方ではこの「お血」が原因の1つであるとし、お血を改善する活血化瘀薬をこの治療に応用することで多くの人が救われるのではないかと漢方の老師(大先生)はいっています。
私たちのからだが生命を維持していくために、本来スムーズに流れなければならない血液が、なんらかの原因で流れにくくなったり、流れが止まったりすると大変です。
からだの細胞や組織が酸欠や栄養不足になったり、内臓や脳の働きが悪くなったりして、その結果、さまざまな病気や老化現象が起こるようになります。
血液の質が低下してまるで汚水のようにドロドロになると、血管壁にヘドロのようにくっちて流れにくくなったり、血栓という固まりをつくりやすくなったりなどいろいろな循環障害を起こすようになります。
漢方(中医学)では、このような現象を「お血」と呼び、体のどこかに痛む、しこる、黒ずむなどの症状が現れるのをお血の三大症状といっています。同時に肩や首筋がこる、物忘れしやすい、頭痛がするなどの不快な症状も起こってきます。
では、どんなことが原因となってお血が発生するのでしょうか。
次のようにいろいろあります。
このように、いろいろなことが原因となって、滞った血液をスムーズに流れるように改善するのを「活血化お」といい、その薬が「活血化瘀薬」です。
漢方医学では血液を流す力を「気」(エネルギー)といっていますが、活血化瘀薬には気の働きを強める成分の他に血液そのものを改善する生薬が処方されて内臓の働きの調整、神経の働きの調整など総合的にお血を改善してくれます。
お血その2  お血の三大症状
                    -要観察-
◎痛み :頭痛、歯痛、肩痛、神経痛、腹痛、婦人下腹痛、腰痛など。
◎しこり:肩こり、腫瘍、子宮筋腫。
◎黒ずみ:打撲、ねんざ、唇・舌・顔の色は暗いまたは黒っぽい。

お血度チェック(血液ドロドロ度) チェック三箇所以上は要注意!
□ 肩こりがひどく、頭痛を伴うことが多い。
□ 顔色がくすんでいる。
□ しみやそばかすが多い。
□ 唇や歯ぐきの色が黒っぽい。
□ 生理痛がひどい。
□ 月経の色が赤黒く、レバーのような塊りが混じることがある。
□ 子宮筋腫や子宮内膜症、卵巣脳腫がある。
□ 親指の付け根の静脈が青く浮き出ている。
□ 体のどこかに釘で刺したような鋭い痛みがある。
□ 痔がある。

お血は予防できる。
生活習慣の見直し:食養生と運動

お血について詳しく知りたい方は
『血管力をつければ病気は治る』リヨン社 富山医科薬科大学 和漢薬研究所 助教授 横澤隆子著 ¥1,260
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3分の問診では効く漢方薬はみつからない!!
季節の植物 多くの病院では検査と病名で処方箋は決まり、つらい症状があってもほとんど問題にされません。
漢方では人それぞれの症状を大切にし、それをもとに病気をとらえる独特の問診事項があります。
漢方用語で「虚・実」(きょ・じつ)、「寒・熱」(かん・ねつ)という概念です。
「虚・実」とは、からだの基本物質などの「不足」或は「停滞・過剰」で「寒・熱」とは症状の性質などが「寒がり・冷え」とか「暑がり・熱」ということであり、さまざまな自覚症状の中から訴えをつなぎ合わせて「虚・実・寒・熱」に照らし合せ分別していく問診方法です。
漢方薬の処方決定までには、これ以外にも様々な問診方法がありますが、この問診は最も重要なことでありここを通らずして漢方を扱うことはできません。
この入り口を間違えると効果がないばかりか病気が行方不明になってしまいます。
季節の植物 「不足」には補う薬、「停滞・過剰」取り除く薬、「寒がり」には温める薬、「暑がり」には冷やす薬を考えます。「過剰」なのに補ってしまったり、「寒がり」なのに冷やす薬を処方したら大変なことになってしまいます。
このことに関して舌を診せていただいたり、問診がかなりしつこくなるのはこの間違いを犯したくないからなのです。
食物についても同じことが言えます。夏野菜などはからだを冷やす性質がありますので「暑がりの人」には適していますが、「寒がりの人」が夏野菜を食べ過ぎたり冬に夏野菜を食べるのは逆養生になり胃腸に負担をかけたり生理の異常などにもなることがあります。
野菜といえども温める性質、冷やす性質がありますので、その地で採れた露地物野菜を食べることが一番無難な、からだを労る食べ方です。
野菜以外の食べ物でも同様なことが言え、自分の体質を見極めて、くれぐれも逆療法にならないよう中庸でいきたいものです。(薬食同源)
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